カンゴロンゴを観た感想

昨日、NHKのカンゴロンゴという番組を見ました。ネットであらすじが出てました。
http://www.nhk.or.jp/kango/past/past013.html

中学生が、「人はどうせ死ぬのにどうして生きるんだろう」と疑問を持って、それにカンゴロンゴが答えるのです。

自分も中学生の頃同じようなことを考えてました。自分で考えて納得した答えは「虎はそんなこと考えないから、人間もそんなことを考えなくていいんだ」

今の自分だったら「生きていれば楽しいことがあるから、生きるんだ」と言えるのですが、中学生の頃は「虎はそんなこと考えないから、人間もそんなことを考えなくていいんだ」で納得していました。虎みたいに強く生きたかったのです。そんな当時のことを考えると、カンゴロンゴのように「脚力尽くる時山更に好し」って言っても説得力はないんじゃないかと思いました。がんばってみたけどダメだった、なんて世間にはうじゃうじゃあるし、自分だっておそらくそうだろうし、山更に好しって保障は無いじゃんって言われておしまいになるんじゃないだろうか。

自分は虎を考えて結論を出したのだけれど、こんな世間でもああいう人になりたいと思わせるような、生きる上でのモデルというか、理想というか、そういう人物が必要なのかもしれないと思います。人物じゃなければ、自分のような野生動物でもよいのかもしれないんだけれど。

身近な人がモデルになれればいいんだけれど、居なければ歴史上の人物ってことになるのかな。でも、歴史上の尊敬できる人物を挙げて、その人みたいに生きたい、というのはキレイ過ぎてちょっと嫌だし、問題なのは現在というか将来だから、できれば現在生きている人であこがれることができる大人がいると良いんでしょう。それに歴史上の人物を参考にするのって、おっさんくさくて中学生受けはしないんじゃないだろうか。

今自分が中学生だったら、誰にあこがれるか?巨人の小笠原選手とか、夢を実現した上原投手とか、逆境に負けなかった朝青龍とか、ボクシングの内藤選手とか、かな。スポーツ選手って、努力して夢を実現っていうのがわかりやすくていいですね。努力し続ければ自分も、と勘違いだとしても思えてくるのはいい。